施設の仕事と訪問介護の仕事

介護施設・福祉施設等の事業所には、ホームヘルパー二級や介護職員初任者研修資格を所有するスタッフが在籍しており、その多くが施設に入所している方のお世話をするための仕事をしています。
代表的な仕事内容としては、トイレ介助・入浴介助・食事介助・外出支援・レクリエーション・居室清掃・傾聴・デイサービス利用者の送迎などがあります。

入所タイプの介護施設は、24時間稼働しているために3交代制を採用しているところが多く、早番・日勤・夜勤といった区分によって勤務シフトが決められています。
夜勤については週1回か2回程入ることになるでしょう。
夜勤の場合、夕方から翌日の午前までの12時間以上の勤務がほとんどで、仕事に余裕があれば仮眠室で休憩出来ます。
深夜帯の勤務は、食事介助・トイレ介助に加えて、日報作成・入所者の投薬管理等を行い、認知症の利用者がいる場合は重点的に見回りをします。
日勤の時間帯では、食事介助や入浴介助、トイレの介助、レクリエーションなどがあります。
食事介助では、介護度が高い利用者の場合食材の調理が通常と異なっていることが多いので、食べる速さ・食べる量・飲み込む量などに気を付けながら介助を行う必要があります。

入所ではなく訪問介護の場合は、主に利用者の生活をサポートするのが仕事です。
利用者の家を訪問し、食事やトイレ介助などの身体介護と家事のサポートを行います。
基本的に日中の仕事のため、夜勤ができない人などは訪問介護の方が働きやすいという意見もあります。
働いてみたいなと思った人は、ヘルパーの仕事内容について調べておくことが大切です。